電撃の6ハロンの闘い。

サクラバクシンオー 爆サイコラム

先週の土曜日、短距離戦で無敵の強さを誇る”森秀行厩舎”のエコロジークが中山芝1200mで23年ぶりとなる、2歳レコードの1分7秒2で走破した。

競馬ファンなら、中山で1分7秒2と言うタイムに違和感を感じたかも、、。

平成6年のスプリンターズステークスに記録した1分7秒1に,コンマ1差?

”サクラバクシンオー”の引退レースで記録した元JRAレコードタイムである。

平成11年にアグネスワールドが小倉の初日で1分6秒5を叩き更新してから、遂に2022年にテイエムスパーダが1分5秒8のJRAレコードの記録もまた小倉競馬場の芝1200mだった。

サクラバクシンオーの記録、エコロジークは急坂のある中山競馬場の芝1200mでの記録であり、平坦な小倉でのこれらのJRAレコード記録や京都競馬のエイシンバーリンのタイムとは、同じ1200mの芝でも大谷翔平とアーロンジャッジのOPSくらい価値が全く違う、、。

しかし、2歳のエコロジークが元戸山厩舎の調教助手の森秀行厩舎というのも面白い、、。


1989年生まれのサクラバクシンオーの父はプリンスリーギフト系のサクラユタカオー、母はノーザンテーストの血を引くサクラハゴロモ。

サクラバクシンオーが3戦2勝でクラシック路線に殴り込みをかけた、中山のスプリングステークス、、初の1800mと重馬場もあるが3秒以上離された先には、ドラゴの如きサイボーグと呼ばれた馬体の戸山為夫厩舎のミホノブルボンが遥か先にいた、、。



あの悪魔将軍並みのブルボンの体とお尻を見れば、、立ち向かえるのは、、
アポロクリードか、イタリアの種馬か、、いや、、

ブルボンに4回もボロ負けしても、、リアルシャダイ特有のガラスのヒールでセントライト記念も京都新聞杯にも出て、諦めないキン肉スグル並の火事場のクソ力を持つライスシャワーくらいの前に馬がいるとムカつく馬でないと、、

頑張っても2本の坂路調教を4本行った、ミホノブルボンはお尻が4つに割れていると言われた程。

ミホノブルボンと戸山氏の最大の功績は、坂路調教が効果的である事をスパルタで鍛え上げた臀筋(でんきん)示し、日本競馬のレベルを上げた事は間違いない。

※尻における臀筋(でんきん)が発達すると、それだけ馬体を前に押し出すために地面を蹴る力が強くなり、速く走ることができ、サラブレッドの馬体において尻が非常に大切な部分

anyway…..

ここから、短距離では無敵のサクラバクシンオーが始まる、。

3歳で挑んだスプリンターズS、牝馬ニシノフラワーに敗れ休養明けの4歳、
同じく中山でバクシンオーが逃げずに控えて圧勝し、暮れのスプリンターズSでヤマニンゼファーを持ち前の勝負根性で千切って初のG1制覇。

安田記念とマイルCSの1600mではまた牝馬のノースフライトに敗れたものの、、スワンSでムカつくノースフライトを千切り、、最後のレースとなった中山芝1200mのスプリンターズSで4馬身差の1分7秒1で千切って連覇した、、。

サクラバクシンオーは生涯1400m以下では12戦11勝の最強馬だった、、。
距離というより最強の勝負根性が後のキタサンブラックにつながってると感じる最強馬の遺伝子。

その最強馬を久々に脅かす米国産の2歳馬が出てきた事とさらに、、

今週のスプリンターズSに、中山の芝1200mを同じ57kgで、、同じく1分7秒1で走破したサクラバクシンオーの血を引く、、父ロードカナロアの現役最強短距離血統馬の

”サトノレーヴ”が、今週末の急坂中山の1200mを千切ってくれると、僕は信じている。