👽宇宙人の通訳 (2)

宇宙人の通訳2 爆サイコラム

お待たせいたしました。宇宙人の通訳、続編でございます。

これは、まだ読んでない方は、こちらからどうぞ:
「宇宙人の通訳(1)」の続編です。まだ読んでない方は、こちらからどうぞ:
👽宇宙人の通訳(1) 

信じるか信じないかはあなた次第、これは私が実際に体験したお話です・・・・それでは、どうぞ。

宇宙人の通訳(2)

「あっ、タケル♪ 来てくれてありがとう。」 
名前呼び捨て キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

「入って、そこでちょっと待っててね。今、準備するから・・・」
準備なんていらないよ。僕は君が(以下略・・・等と指さす方を眺むれば・・・・

キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
ベッド、しかもクィーンサイズのベッドが鎮座ましましているではございませんか。

あぁ暗黒の日々よサヨウナラ。友よニポンの夜明けは近い。

待ちますよ。待ちますとも。何なら正座しときましょうか。
座ってみると、おぉ、やわらかいクッションだ、個人的にはもちょっと硬いほうが・・・ゴロンとかしたりして、・・・クロールっ、平泳ぎっ、バタフラ・・・
『あっ、ねぇ、タケル、チャネリングって知ってる?』
彼女が振り向いた時には、何事もなかったかのようにベッドの端に座って涼やかな笑顔を見せていたのは、申すまでもありません。
チ、チャネリング?、えっ、いきなり、カーマスートラですか、いや、密教真言立川流、はたまた(以下、妄想に付き自主規制)・・・そ、そんないくら僕でも心と体の準備がぁ~~~

トゥルルルル♪トゥルルルル♪
電話が鳴ったのは、タケルがケモリンに完全変体する0.5秒程前の事だった。-と後世の書物は伝えている-。通常体に戻った私の怪訝そうな表情を見て、彼女は笑って、
「あっ、もう一人来るから」
えっ、いきなり3人ですかぁ~~~~てか、違うだろ、どう考えても違うだろ。いくら脳内花園系の私としてもこの絶妙なタイミングでの電話。しまった、気がつけば部屋の奥、入り口ドアから最も遠い窓際ベッドに座らされているではないか。美少女一人で安心させて部屋に招きいれ、ベッドに座らせたのは逃げ道を塞ぐ為だったのか、あぁ一生の不覚。いや、まだ勝機はある。このオンナを人質に立て篭り・・・て自分が犯罪者になってどーする。やって来るのは、白装束か、メンインブラックか、それともMLMのおば様ご一同様か?走馬灯のように色んな事が頭を駆け巡る・・・。

はっ! てか、考えてる間に逃げりゃいいじゃん、三十六計逃げるに如かず。そうだ、そうじゃん、そうしましょう。
「あっ、僕が迎えに行こうか・・・」(顔知らないんですが ^^;)等と訳のわからない事を言いながらドアに近づく。あと30センチ、あと10センチ、よしっとドアノブに手をかけたようとしたその時「ドンドンドン」とノックの音。これで完全に逃げ場を失ってしまったのでございました。

バーンと開いたドアからヌッと現れたのは、白装束・・・ではなく、白人の男。
ジーンズ姿に眼鏡をかけた優しげな男でした。

「はぁ~い♪ナイストゥミーチュー♪」オンナが(もはやオンナ呼ばわり)駆け寄ってハグし・・・(俺にはなかったぞ)。
「ディスイズ、タケールゥ♪マイフレンド アンド・・・」等とつたない英語で紹介しています・・・おっと、そうだった、今日は、俺は通訳だった。
『トランスレータ~』そうそう、単なる通訳。てか、アメリカのメル友かなんかに会う通訳かよぉ~。なんだぁ~あぁ~心配して損した。
等と落ち着いたところで、男が「さぁセッションを始めましょうか」・・・て、えっ、何、何?メルトモとご対面の通訳じゃぁないのぉ?もしかして水晶の壷・・・<=しつこい。

男は、窓を背にした椅子に座ると、目を閉じて、深呼吸を始めたのでした。

その時、私は、本当に知らなかったのです。その男が、あの男だったなんて・・・

(第3話に続く)・・・引っ張る引っ張る ^^;

次回:感動の第3話完結編:
👽宇宙人の通訳(3)

※ 文中の画像はAIで生成したもので、実在する人物や物とは一切関係ありません。