台湾で今流行っている手搖飲(ショウヤオイン)は?2026年秋の注目ドリンクを紹介

2026年秋の台湾では、タピオカミルクティーだけではなく、台湾茶やフルーツ、プリン、ムースなどを組み合わせた新しい「手搖飲(ショウヤオイン)」が次々と登場しています。

最近は、人気チェーンの新商品だけではなく、Threadsなど台湾のSNSで突然話題になったドリンクが店頭に行列をつくることも珍しくありません。

なかには、もともと一部店舗だけで販売していたドリンクがSNSで広まり台湾全土の店舗で注文できるようになったケースもあります。

今回は、台湾のニュースやグルメメディアで最近よく紹介されている手搖飲(ショウヤオイン)の中から、2026年秋に注目したいドリンクを紹介します。

富士リンゴを2個使用!金茶伍(ジンチャーウー)の「兩顆蘋果(リャンカー・ピングオ)」

最近、台湾のThreadsで特に話題になっているのが「金茶伍手作飲品(ジンチャーウー・ショウズオ・インピン)」の「兩顆蘋果(リャンカー・ピングオ)」です。

「兩顆蘋果(リャンカー・ピングオ)」は、日本語にすると「2個のリンゴ」。

その名前の通り、1杯に富士リンゴを2個使用し、注文を受けてから店頭で搾ってつくるフルーツティーです。

濃縮果汁やリンゴシロップではなく、生のリンゴを使っているのが特徴。

そこに金茶伍(ジンチャーウー)の「山韻茶王(シャンユン・チャーワン)」というお茶を合わせています。

2026年7月に登場した商品ですが、9月になってThreadsで口コミが広がり、店舗によっては行列ができるほど人気に。

台湾メディアでは、20回以上購入しているという利用者のコメントも紹介されています。

価格は1杯79元。

甘いドリンクというよりもリンゴ本来の香りと台湾茶のすっきりとした後味を楽しむタイプの飲み物です。

台湾では以前から「水果茶(シュイグオチャー)」と呼ばれるフルーツティーが人気ですが、「兩顆蘋果(リャンカー・ピングオ)」は生の果物をたっぷり使用する最近の手搖飲(ショウヤオイン)らしい一杯です。

茶之魔手(チャージーモーショウ)は「ミント系」がThreadsで話題

台湾南部を中心に店舗数が多い手搖飲(ショウヤオイン)チェーン「茶之魔手(チャージーモーショウ)」では最近「薄荷系(ボーホーシー)」と呼ばれるミント系ドリンクがThreadsで注目されています。

もともと販売されている「薄荷奶茶(ボーホー・ナイチャー)」や「薄荷奶綠(ボーホー・ナイリュー)」だけではなく利用者が考えたカスタマイズも話題になっています。

その一つが、

「可可亞+薄荷糖漿(クークーヤー+ボーホー・タンジャン)」。

ココアにミントシロップを加えることで、チョコミントのような味になるという組み合わせです。

台湾のSNSでは実際に飲んだ人から「涼到後腦勺(リャンダオ・ホウナオシャオ)」、つまり「後頭部まで涼しくなる」という表現まで登場するほど、清涼感の強さが話題になりました。

台湾の手搖飲(ショウヤオイン)というとメニューに載っている商品を注文するイメージがありますが最近はSNS利用者が独自のカスタマイズを考えそれがそのまま新しい流行ることもあります。

UGの隠しメニュー「LooK特調(ルック・トーティアオ)」は桂花牛奶(グイホア・ニウナイ)

最近Threadsで注目を集めたのが台湾のティーブランド「UG」の「LooK特調(ルック・トーティアオ)」です。

中身は「桂花牛奶(グイホア・ニウナイ)」。

桂花(グイホア)、つまりキンモクセイを使ったミルクドリンクです。

きっかけとなったのは、中国ドラマ「早春晴朗(ザオチュン・チンラン)」。

劇中で男性主人公のLukeがヒロインの尚之桃(シャン・ジータオ)に「桂花牛奶(グイホア・ニウナイ)」をつくるシーンが登場しドラマファンの間で話題になりました。

その後、UGの樹林店(シューリン店)のスタッフがドラマをイメージしたドリンクを販売したところ、Threadsなどで拡散。

もともとは一部店舗の隠しメニューでしたが、台湾各地のUG店舗でも注文できるようになりました。

使用しているのはUG独自の桂花醬(グイホアジャン/キンモクセイソース)とミルク。

甘さは「五分糖(ウーフェンタン)」、氷は「微冰(ウェイビン)」という固定レシピで、中杯75元です。

面白いのは、このドリンクが通常のメニュー表には掲載されていないこと。

店舗で直接「LooK特調(ルック・トーティアオ)」と伝えて注文します。

SNSの投稿をきっかけに一店舗の隠しメニューが台湾全土へ広がったという、最近の台湾らしい流行の仕方をしたドリンクです。

可不可熟成紅茶(クーブークー・シュウチョンホンチャー)は台湾の紅烏龍(ホンウーロン)が主役

台湾の人気ティーチェーン「可不可熟成紅茶(クーブークー・シュウチョンホンチャー)」では、ブランド18周年を記念して「紅烏龍茶王(ホンウーロン・チャーワン)」シリーズが登場しました。

今回の企画では、台北(タイベイ)、台中(タイジョン)、台南(タイナン)の有名バーと共同でドリンクを開発。

台湾産の「紅烏龍(ホンウーロン)」を使った5種類の限定ドリンクを販売しています。

基本となる「紅烏龍茶王(ホンウーロン・チャーワン)」は、台東(タイドン)・鹿野(ルーイエ)や南投(ナントウ)の紅烏龍(ホンウーロン)をブレンド。

熟した果物のような甘い香りや柑橘系の香り、焙煎したお茶らしい香ばしい後味が特徴です。

ミルクを合わせた「紅烏龍茶王歐蕾(ホンウーロン・チャーワン・オウレイ)」のほか、

「檸檬冷露紅烏龍(ニンモン・ロンルー・ホンウーロン)」

「黑葉荔香紅烏龍(ヘイイエ・リーシャン・ホンウーロン)」

「白柚水玉紅烏龍(バイヨウ・シュイユー・ホンウーロン)」

などもあります。

いずれもバー監修ですが、手搖飲(ショウヤオイン)として販売されるものはノンアルコール。

台湾茶をそのまま飲むのではなく、フルーツやトッピングを組み合わせてカクテルのように楽しむ商品になっています。

こちらは期間限定メニューとなっていますので購入される際には事前にお調べください。

萬波(ワンボー)はライチと愛玉(アイユー)を合わせた「荔枝玉凍青(リーズー・ユードンチン)」

「萬波島嶼紅茶(ワンボー・ダオユー・ホンチャー)」から登場したのが「荔枝玉凍青(リーズー・ユードンチン)」。

「金萱青茶(ジンシュエン・チンチャー)」にライチの風味を合わせ、さらに台湾で定番のデザート「愛玉(アイユー)」を加えたドリンクです。

ライチの甘い香りを金萱茶(ジンシュエンチャー)のすっきりした風味でまとめ愛玉(アイユー)のやわらかな食感も楽しめます。

台湾の手搖飲(ショウヤオイン)では珍珠(ジェンジュー/タピオカ)以外にも愛玉(アイユー)、茶凍(チャードン)粉粿(フェングオ)などさまざまなトッピングが使われています。

「フルーツ+台湾茶+食感のあるトッピング」という組み合わせは最近の台湾の手搖飲(ショウヤオイン)でもよく見られるスタイルです。

愛玉(アイユー)を入れない「荔枝青(リーズー・チン)」も販売されています。

「荔枝玉凍青(リーズー・ユードンチン)」は中杯70元、大杯85元。

2026年9月11日から販売されています。

迷客夏(ミークーシャ)は金萱茶(ジンシュエンチャー)を「飲むデザート」に

台湾の人気ドリンクチェーン「迷客夏(ミークーシャ)」では、2026年9月2日から「蘭韻夢金萱(ランユンモン・ジンシュエン)」シリーズを販売しています。

今回の主役は、台湾を代表するお茶の一つ「金萱茶(ジンシュエンチャー)」。

蘭韻金萱(ランユン・ジンシュエン)
→ 金萱茶そのもの。ストレートティー

蘭韻金萱拿鐵(ランユン・ジンシュエン・ナーティエ)
→ 金萱茶+ミルクのティーラテ

慕斯蘭韻金萱(ムースー・ランユン・ジンシュエン)
→ 金萱茶+上にムースをのせたもの

慕斯金萱拿鐵(ムースー・ジンシュエン・ナーティエ)
→ 金萱ミルクティー+上にムースをのせたもの

の4種類を展開しています。

なかでも特徴的なのが「慕斯(ムースー)」、つまりムースを使用した2商品です。

ドリンクの上に金萱茶(ジンシュエンチャー)の香りを加えたムースをのせ、さらに表面を炙ることで香ばしさをプラス。

台湾メディアでは、フランス菓子のような層のある味わいとして紹介されています。

台湾茶というとストレートで飲むイメージもありますが、最近はこうしたムースやミルクを使い、「飲むデザート」のように楽しむ商品も増えています。

一沐日(イームーリー)は台灣虎航(タイワン・フーハン/タイガーエア台湾)とコラボ

「一沐日(イームーリー)」では、2026年9月26日から台湾の航空会社「台灣虎航(タイワン・フーハン/タイガーエア台湾)」とのコラボドリンクを販売しています。

登場したのは、

「虎米Q桃-粉粿蜜桃香茶(フーミー・キュウタオ-フェングオ・ミータオ・シャンチャー)」

「虎蜜荔枝-牡丹蜜桃飲(フーミー・リーズー-ムーダン・ミータオイン)」

の2種類です。

「虎米Q桃(フーミー・キュウタオ)」は、一沐日(イームーリー)の人気トッピング「粉粿(フェングオ)」に桃の香りと「糯米香茶(ヌオミー・シャンチャー)」を合わせたドリンク。

「虎蜜荔枝(フーミー・リーズー)」は、「牡丹蜜(ムーダンミー)」をベースに桃とライチを組み合わせています。

どちらも価格は90元。

「虎米(フーミー)」「虎蜜(フーミー)」という商品名には、台湾語の「吼me」という言葉遊びも取り入れられています。

台湾らしい食材だけでなく、ネーミングにも台湾らしさが感じられるコラボ商品です。

こちらは販売期間商品です。

2026年秋の台湾手搖飲(ショウヤオイン)は「台湾茶」「デザート」「SNS」がキーワード

2026年秋の台湾の手搖飲(ショウヤオイン)を見ていると、タピオカミルクティーとは少し違った流れが見えてきます。

まず目立つのが「台湾茶」。

紅烏龍(ホンウーロン)や金萱(ジンシュエン)など、台湾でつくられるお茶を主役にしながら、フルーツやミルク、ムースなどを組み合わせる商品が増えています。

もう一つが「デザート化」。

アボカドとプリン、炙ったムース、愛玉(アイユー)、粉粿(フェングオ)などを加え、飲み物とスイーツの中間のような商品も多く登場しています。

そして最近特に大きな存在になっているのが「Threads」です。

金茶伍(ジンチャーウー)の「兩顆蘋果(リャンカー・ピングオ)」、茶之魔手(チャージーモーショウ)のミント系ドリンク、UGの「LooK特調(ルック・トーティアオ)」など、SNSで利用者が紹介したことをきっかけに人気になったドリンクが目立っています。

台湾旅行で手搖飲(ショウヤオイン)を楽しむなら、定番の珍珠奶茶(ジェンジュー・ナイチャー/タピオカミルクティー)だけでなく、他のメニューにも注目すると楽しいと思います。

夜市や小籠包といった定番グルメとは少し違う今の台湾で流行している食文化を体験したい人にもおすすめです。