大麻王

爆サイコラム

登らせてから、梯子を外す。

やがて、熱くなりすぎた街へ、冷たい風が吹いた。2025年6月26日。タイで新しい大麻規制が動き始めた。大麻草のすべてが、再び麻薬へ戻ったわけではない。管理が強められた中心は、花穂である。研究、輸出、販売、商業目的の加工には許可がいる。販売す...
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大麻が自由になった日

2022年。タイの街に、畑より先に大麻の葉が生え始めた。看板の上に。店の入口に。ジュースの缶に。昨日まで隠される側だった葉っぱが、突然ネオンになって道路へせり出してきた。タイの議会が、医療や研究を目的とする大麻利用へ舵を切る法改正を可決した...
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昨日、大麻を知った専門家たち

タイで大麻をめぐる規制が大きく緩んだ頃、街にはいろんな人が生えてきた。農家、医療関係者、研究者、事業者、投資家、活動家、政治家、観光客、、、そして、昨日、大麻を知ったばかりの専門家たち。店が増えた、看板が増えた、商品が増えた、会社が増えた、...
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気のせいも、なかなか大したものだ。

大麻クリームを塗られたあと、固まっていた肩と首が、ふっと軽くなったような気がした。大麻が効いたのか。一緒に入っていた別の薬草が効いたのか、塗り込んだ人の指が効いたのか。それとも、「タイのハーブ展で大麻クリームを塗られている」という状況に、頭...
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 地獄のように涼しい

タイのハーブ展で大麻の写真を撮っていると、別のブースから突然呼び止められた。何を言っているのか、よくわからない。こちらが戸惑っている間に、チューブから絞り出されたクリームを肩と首へぐいぐい塗り込まれた。説明より先に施術が始まる。タイでは、そ...
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薬草の中に、大麻もいた

以前、知り合いに誘われ、何の催しかよくわからないまま、タイのハーブ展へ連れて行かれたことがある。タイでは、目的地へ着いてから目的を知ることがある。会場の一角には、十種類ほどの薬草を紹介するパネルが並んでいた。その中に、大麻もいた。神棚に祀ら...
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葉っぱだけが先に自由になった

タイの街を歩いていると、緑の葉っぱによく出会う。目が追う。薬局という名のディスペンサリー。コンビニのジュースにも目が行く。パッケージには、誰が見ても大麻だとわかる葉っぱが、堂々と描かれている。それを見るたびに、少し疑う。本当に大麻が入ってい...
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快感は味方なのか敵なのか

気持ち良いって、気持ち良い。そりゃそうだ。馬鹿みたいに当たり前の話だけれど、説明しようとすればするほど、最後はこの身も蓋もない一文へ戻ってくる。好きな音楽に身体を預ける。一服して、頭の中のざわつきが少し静かになる。その時、脳や身体では、ドー...
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まあ、頑張るよ。

「頑張る」という言葉が、どうにも好きになれない。まぁ、「頑張るな」「頑張らなくて良い」ってのもどうかと思うげど。本当は、何気なく手を動かすだけで自然と形になってしまうようなスマートさに惹かれる。その域に達するためにぐだぐだと足掻いているわけ...
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塩は白い

塩をこぼした。白い粒が隙間に入り、濡れた指にくっついた。少し舐める。苦い。塩は自然のものだから安心だと思う人がいる。海にある。昔から人が食べている。白くて、台所に置いてあって、母親も祖母も使っていた。危険な顔をしていない。だが、塩を一瓶飲む...